兄弟蔵人が醸す、信州伊那谷の酒

真珠のような酒造好適米ひとごこち

真珠のような酒造好適米ひとごこち

漆戸醸造でも、いよいよ大吟醸の麹造りがはじまります。

長らく井乃頭の大吟醸・純米大吟醸は、酒米の王者ともいわれる兵庫県産酒造好適米山田錦を使用していました。

しかし今年は、すべて長野県産米を使いたいとの社長の思いもあり、新たな試みとして、長野県産酒造好適米ひとごこち(精米歩合39%)で大吟醸を造ります。

ちなみに酒造好適米とは、いわゆる酒米のことで、醸造用玄米とも呼ばれます。現在、長野県産米で酒造好適米として認められている品種は、「ひとごこち」・「美山錦」・「金紋錦」・「しらかば錦」・「たかね錦」の5品種です。

それにしても、39%まで削られたひとごこちは、まるで真珠のよう・・・。

酒蔵のある信州の伊那谷はここ数日は大変寒く、最高気温が氷点下になるときもあり、特に朝は放射冷却現象で気温が氷点下10度になることもしばしばです。そのため冬でも暖かい蔵の中の温度もコントロールなく自然に下がり、蔵内温度は3度以下になります。

原材料であるお米や、酒造りに欠かせない水はもちろんですが、この自然があってこそ、井乃頭らしい酒が生まれるのですね。

伊那谷の気候のもと、このひとごこちと中央アルプス水系の伏流水でどのような大吟醸が誕生するのか、初の試みにどうぞご期待ください。

平日はほぼ漆戸醸造の酒蔵に併設されている直営店にいます。サイト作成やラベル作りなども担当。3児の母。